風呂場の扉が

友達の家を訪れた
その友達は、飛騨山脈は東京にあると豪語していた。
八王子の次の駅だと細かく説明してくれた。
そのことに私も納得し、また物知りだなと感心していた。
夜になり風呂を借りた時、もちろん裸で風呂場に入った。
しかしそこは外だった。
裸で外だ。
意味がまったく分からないが、そのまま駅に向かった。
駅に着くと昼の一時で、いつの間にか古いブレザーを着ていた。


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